日本記録名
日本で初めて輸入されたガソリン自動車
日本記録保持者名
パナール・ルバッソール
日本記録数値
1898年
日本記録名(英語)
First imported gasoline car in Japan
日本記録保持者名(英語)
Panhard Levassole
1898年(明治31年)、フランス人商人のアンドレ・テブネによって日本に持ち込まれたフランス製の「パナール・ルヴァッソール」が、記録として確認されている日本初のガソリン自動車である。当時、まだ自動車という存在自体がほとんど知られていなかった日本において、この一台が東京の街を走行した際の衝撃は計り知れないものであった。馬や人力車が交通の主役であった時代に、自らの力で走るこの機械は、人々の目に驚きと未来の到来を同時に映し出した。このパナール・ルヴァッソールの登場が、日本のモータリゼーションのまさに黎明を告げる出来事であり、その後の日本の自動車史の全ての始まりとなった記念碑的な一台である。