日本記録名
日本で初めての国産ガソリン自動車
日本記録保持者名
タクリー号
日本記録数値
1907年
日本記録名(英語)
First domestically produced gasoline car in Japan
日本記録保持者名(英語)
tanker
1907年(明治40年)、自動車研究家の吉田信太郎と技術者の内山駒之助の手によって、日本初の純国産ガソリン自動車「タクリー号」が誕生した。これは、輸入された自動車を分解・研究し、試行錯誤の末に完成させた、日本のものづくりの情熱の結晶であった。車名はエンジンの「ガタクリガタクリ」という音に由来すると言われている。完成した1号車は有栖川宮威仁親王に献上され、その出来栄えは高く評価された。海外からの技術導入に頼るのではなく、自らの手で自動車を創り上げたこの功績は、日本の自動車産業の幕開けを告げる偉業であり、その後の技術立国日本の礎を築く、日本一の挑戦であったといえる。