日本記録名
日本で初めての鉄道
日本記録保持者名
新橋・横浜間
日本記録数値
1872年10月14日
日本記録名(英語)
First railway in Japan
日本記録保持者名(英語)
Shimbashi Yokohama
1872年10月14日(明治5年9月12日)、新橋(後の汐留駅)と横浜(現在の桜木町駅)を結ぶ約29kmの区間で、日本初の鉄道が正式開業した。これは、日本の近代化を象徴する国家的な一大事業であり、明治天皇ご臨席のもとで盛大な開業式典が挙行された。蒸気を噴き上げながら鉄の線上を走る蒸気機関車の姿は、当時の人々に大きな驚きと感動を与え、文明開化の象徴として語り継がれた。開業時の運賃は、下等でも米が5升半買えるほど非常に高額であったが、それまでの徒歩や駕籠に比べ劇的な時間短縮を実現し、日本の社会と経済の発展に不可欠な大動脈の第一歩となったのである。