日本記録名
日本で初めての一般営業用電気鉄道
日本記録保持者名
京都市電
日本記録数値
1895年
日本記録名(英語)
First commercial electric railway in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kyoto streetcar
1895年2月1日、京都電気鉄道が東洞院塩小路から伏見下油掛までの区間で営業を開始した。これが、不特定多数の乗客を乗せて運賃を徴収する、日本初の一般営業用電気鉄道(路面電車)の誕生である。動力には、琵琶湖疏水の水力発電によって生み出された電力が使われ、日本の産業近代化を象徴する出来事でもあった。開業当初、市民にとって電車は未知の乗り物であり、事故を防ぐために「告知人」と呼ばれる少年が電車の前を走って危険を知らせたという逸話は有名である。この京都での成功が、全国の主要都市に路面電車網が広がるきっかけとなった。