日本記録名
日本で初めての自動改札機
日本記録保持者名
阪急電鉄北千里駅
日本記録数値
1967年
日本記録名(英語)
First automatic ticket checker in Japan
日本記録保持者名(英語)
Hankyu Railway Kitasenri Station
1967年3月1日、大阪府吹田市にある阪急電鉄千里線の北千里駅に、日本初の実用的な自動改札機が設置された。これは、駅員の労働環境改善とラッシュ時の混雑緩和を目指し、阪急電鉄が大阪大学やオムロンなどと共同で開発した画期的なシステムであった。導入当初は、定期券は穴の開いたパンチカードを、普通乗車券は裏面が磁気化された切符を使用するという、二つの異なる方式を併用していた。この乗車券の情報を機械が瞬時に読み取り、ゲートを開閉させる技術は、その後の日本の鉄道のあり方を大きく変え、現在のICカードシステムへと繋がる礎を築いた。その功績は世界的に認められ、後に「IEEEマイルストーン」にも認定されている。