日本記録名
日本で初めての可動式ホーム柵設置
日本記録保持者名
東海道新幹線の熱海駅
日本記録数値
1974年1月1日
日本記録名(英語)
First movable platform railing installed in Japan
日本記録保持者名(英語)
Atami Station on the Tokaido Shinkansen
1974年、国鉄(当時)の東海道新幹線熱海駅に、日本初となる可動式ホーム柵(ホームドア)が設置された。熱海駅は、地形的な制約から待避線がなく、ホームに面した本線を最高時速170kmで通過列車が駆け抜けるため、乗客の安全確保が長年の課題であった。通過列車が巻き起こす強烈な風圧から乗客を守るために導入されたこのホームドアは、列車の扉と連動して開閉する画期的な安全設備であった。新幹線という高速鉄道において、乗客の安全を最優先に考えたこの取り組みは、その後の鉄道の安全対策に大きな影響を与え、現在、全国の駅で普及が進むホームドアの歴史における、重要な第一歩となったのである。