日本記録名
日本で最も古い現存する鉄道トンネル
日本記録保持者名
小刀根トンネル
日本記録数値
1881年
日本記録名(英語)
The oldest surviving railway tunnel in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kotone Tunnel
1881年(明治14年)、福井県敦賀市に旧北陸本線のトンネルとして建設された小刀根トンネルは、建設当時の姿で現存するものとしては日本最古の鉄道トンネルである。このトンネルは、お雇い外国人技師の指導のもと、日本人技術者たちの手によって建設された。内部は、下半分が頑丈な石積み、上部のアーチ部分がイギリス積みのレンガで丁寧に構築されており、明治初期の日本の高い土木技術を今に伝えている。鉄道としての役目を終えた後は、道路トンネルとして転用され、現在も生活道路の一部として利用され続けている。日本の近代化を支えた鉄道黎明期の貴重な生き証人であり、国の登録有形文化財にも指定されている歴史的建造物である。