日本記録名
日本人が初めて設計製造した戦闘機
日本記録保持者名
九〇式艦上戦闘機
日本記録数値
1932年
日本記録名(英語)
First fighter designed and manufactured by the Japanese
日本記録保持者名(英語)
Type 90 fighter plane
1932年(昭和7年)、中島飛行機が開発した九〇式艦上戦闘機が、日本海軍に制式採用された。この戦闘機は、それまで欧米の機体を参考にしたり、外国人技師の指導を受けたりして開発されることが多かった日本の航空機産業において、設計から製造までを一貫して日本人の技術者のみで行った日本初の戦闘機である。複葉機ながら洗練された設計で、優れた格闘性能を誇り、日本の航空技術が世界水準に達したことを証明した。国民からの義捐金によって「報国号」として献納される機体も多く、当時の国民の期待を一身に背負った。日本の航空機技術の自立を象徴する、歴史的に重要な機体である。