日本記録名
日本で初めて開発された人工皮革
日本記録保持者名
クラリーノ
日本記録数値
1964年
日本記録名(英語)
First man-made leather developed in Japan
日本記録保持者名(英語)
Clarino
1964年、株式会社クラレは、天然皮革の複雑な構造を化学的に再現した人工皮革「クラリーノ」の開発に成功し、翌年から生産を開始した。これは日本初の本格的な人工皮革であり、日本の化学繊維技術の高さを世界に示す画期的な製品であった。開発当初は、どの分野に展開すべきか試行錯誤が続いたが、紳士靴への応用に活路を見出し、屈曲性や耐久性といった課題を一つ一つ克服していった。その結果、軽くて丈夫、水に強く、手入れが簡単という特性が評価され、ランドセルやボール、家具、自動車内装など、私たちの生活に欠かせない様々な製品に応用されるようになった。今や、日本一有名な人工皮革としてその名は広く知れ渡っている。