日本記録名
日本で初めての郵便物自動処理装置
日本記録保持者名
東芝TR-2
日本記録数値
1967年
日本記録名(英語)
First automatic mail processing equipment in Japan
日本記録保持者名(英語)
Toshiba TR-2
1967年に東芝(当時、東京芝浦電気)が開発したTR-2は、日本の郵便事業の近代化を大きく前進させた、日本初の郵便物自動処理装置である。この装置の最大の特徴は、世界で初めて実用化された、手書きの郵便番号を認識する光学文字認識(OCR)技術を搭載していた点にある。それまで約100年間、熟練作業員の手作業に頼っていた郵便物の区分け作業を劇的に効率化し、大量の郵便物を迅速かつ正確に処理する体制を築いた。1968年の郵便番号制度導入と同時に全国の主要郵便局に配備され、日本の高度経済成長期における物流の根幹を支える重要な役割を担った画期的な発明であった。