日本記録名
日本で初めての市販用レトルトカレー
日本記録保持者名
ボンカレー
日本記録数値
1968年
日本記録名(英語)
First commercial retort curry in Japan
日本記録保持者名(英語)
Bon curry
1968年2月12日、大塚食品工業(当時)が発売した「ボンカレー」は、お湯で温めるだけで食べられる手軽さで、日本の食文化に革命を起こした日本初の市販用レトルトカレーである。開発当初は、常温での長期保存が可能なレトルトパウチの技術が確立されておらず、半透明のパウチには光や酸素を透過させてしまう課題があった。しかし、翌1969年にはアルミ箔を用いた新しいパウチを採用することで、賞味期限を3ヶ月から2年へと飛躍的に伸ばすことに成功した。これにより全国的な流通が可能となり、「誰でも失敗しないカレー」というキャッチコピーと共に、家庭の食卓に急速に浸透していった。