日本記録名
日本で初めての産業用ロボット
日本記録保持者名
川崎ユニメート
日本記録数値
1969年
日本記録名(英語)
First industrial robot in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kawasaki Unimate
1969年に川崎重工業が、米ユニメーション社との技術提携を基に国産化に成功した「川崎ユニメート2000型初号機」は、日本の製造業の歴史を塗り替えた日本初の産業用ロボットである。このロボットは油圧駆動のアームを持ち、プログラムされた動作を正確に繰り返すことが可能で、主に自動車工場のスポット溶接などの過酷な作業に導入された。当時の価格は1200万円と非常に高価であったが、深刻な人手不足に悩む産業界からの期待は大きく、その後の日本のロボット技術の発展と工場の自動化(ファクトリーオートメーション)を牽引する原動力となった。日本の「ロボット大国」としての地位を築く、まさにその第一歩となった記念碑的なロボットである。