日本記録名
日本で初めてCVCCエンジン搭載車
日本記録保持者名
CVCCシビック
日本記録数値
1972年
日本記録名(英語)
First vehicle with a CVCC engine in Japan
日本記録保持者名(英語)
CVCC Civic
1972年に本田技研工業が発表した「シビック」に搭載されたCVCCエンジンは、世界で最も厳しいとされた米国の排出ガス規制法「マスキー法」を、後処理装置なしで世界で初めてクリアした画期的な低公害エンジンであり、これを搭載したシビックは日本初の本格的な低公害車である。CVCC(Compound Vortex Controlled Combustion:複合渦流調速燃焼方式)は、主燃焼室と副燃焼室を設け、希薄混合気(薄いガソリン)を安定して燃焼させることで、有害な排出ガス(HC、CO、NOx)を大幅に低減する技術である。この技術により、ホンダは世界的な自動車メーカーとしての地位を確立し、その後の世界のエンジン開発に大きな影響を与えた。