日本記録名
日本で初めての液乾式普通紙複写機
日本記録保持者名
キャノン製NP-L7
日本記録数値
1972年11月
日本記録名(英語)
First liquid-dried plain paper copier in Japan
日本記録保持者名(英語)
「NP-L7」
1972年11月にキヤノンが発売した「NP-L7」は、世界に先駆けて実用化された、液乾式普通紙複写方式を採用した日本初の製品である。当時の普通紙複写機(PPC)は乾式のゼログラフィ方式が主流であったが、キヤノンは独自のNPプロセスを発展させ、液体現像剤を使用しながらも、乾燥工程を経て高品質なコピーを実現する「液乾式」を開発した。この技術により、従来の乾式複写機に比べて装置の構造を簡素化でき、小型で信頼性の高い複写機を提供することが可能になった。この「NP-L7」はベストセラーとなり、キヤノンの複写機事業を大きく飛躍させる原動力となった歴史的な一台である。