日本記録名
日本で初めてのオフライン型キャッシュディスペンサーが設置された場所
日本記録保持者名
住友銀行 梅田北口支店及び新宿支店
日本記録数値
1969年
日本記録名(英語)
First offline cash dispenser in Japan
日本記録保持者名(英語)
Cash dispenser
1969年12月、住友銀行(現・三井住友銀行)が大阪の梅田北口支店と東京の新宿支店に設置した現金自動支払機(キャッシュディスペンサー)は、日本で初めて銀行店舗に導入されたものである。この装置は、立石電機(現・オムロン)と共同で開発されたもので、当時はまだ銀行の勘定系システムとオンラインで接続されていないオフライン型であった。利用者は、専用のカードを挿入し、暗証番号を入力することで、現金の引き出しが可能となった。銀行の窓口が閉まっている時間でも現金を引き出せるというこのサービスは、日本の金融機関における自動化の幕開けを告げる画期的な出来事であり、その後のATM網の発展の礎を築いた、まさに日本初の試みであった。