日本記録名
日本で初めてのノートパソコン
日本記録保持者名
東芝製Dynabook J-3100 SS
日本記録数値
1989年
日本記録名(英語)
First laptop computer in Japan
日本記録保持者名(英語)
Toshiba's Dynabook J-3100 SS
1989年7月に東芝が発売した「Dynabook J-3100 SS001」は、世界初のA4ファイルサイズのノートパソコンであり、日本のパーソナルコンピュータ史における画期的な製品である。重さ約2.7kg、厚さ約44mmという、当時としては驚異的な薄さと軽さを実現し、それまでデスクトップ型が主流であったパソコンを「持ち運ぶ」という概念を確立した。アラン・ケイが提唱した「ダイナブック構想」の思想を受け継ぎ、誰もが気軽に使えるパーソナルなコンピュータを目指して開発された。セイコーエプソンからも同時期にノートパソコンが発表されたが、出荷時期の早さから、このDynabookが実質的に日本初のノートパソコンとされている。その後のノートPC市場の発展を決定づけた、歴史的な一台である。