日本記録名
日本初の国産シャワートイレ
日本記録保持者名
サニタリイナ61
日本記録数値
1967年
日本記録名(英語)
First Japanese shower toilet in Japan
日本記録保持者名(英語)
Sanitaryina 61
1967年10月に伊奈製陶(現・LIXIL)から発売された「サニタリイナ61」は、日本で初めて国産化された温水洗浄便座(シャワートイレ)である。それまでは、主に医療・福祉施設向けにアメリカから輸入された製品しか存在しなかったが、伊奈製陶は一般家庭への普及を目指し、日本人の体格や生活様式に合わせた製品開発に着手。お湯の温度や噴射角度など、最適な洗い心地を追求した。温水シャワー機能と温風乾燥機能を一体化したこの便座は、当時の価格で28万円と、家一軒が建てられるほどの高級品であったが、日本の清潔志向と快適性を追求する文化の象徴となり、その後の日本のトイレ文化を世界に誇るものへと発展させる礎となった日本初の製品である。