日本記録名
日本で初めて高輝度青色発光ダイオード(青色LED)を発明した技術者
日本記録保持者名
赤崎勇
日本記録数値
1989年
日本記録名(英語)
First engineer who invented the high-intensity blue light-emitting diode (blue LED) in Japan
日本記録保持者名(英語)
Isamu Akasaki
1989年、名古屋大学の赤崎勇教授と天野浩氏(当時大学院生)らの研究グループは、長年「20世紀中の実現は不可能」とまで言われた高輝度の青色発光ダイオード(LED)を、世界で初めて発明した。これは、材料として扱いが非常に困難であった窒化ガリウム(GaN)の高品質な結晶を、世界で初めて作り出すことに成功した結果である。光の三原色である赤・緑・青のうち、青色LEDの実現は最後にして最大の難関であったが、この日本初の発明により、あらゆる色を表現できるフルカラーのLEDディスプレイや、省エネルギーな白色LED照明の実現が可能となった。この功績により、赤崎氏らは2014年にノーベル物理学賞を受賞し、現代社会の照明やディスプレイ技術に革命をもたらした。