日本記録名
日本で初めての田植え機
日本記録保持者名
河野平五郎考案田植機特許第1号
日本記録数値
1899年
日本記録名(英語)
First rice transplanter in Japan
日本記録保持者名(英語)
First rice transplanter patent devised by Heigoro Kono
日本の農業機械化の歴史において、その原点となるのが、1899年(明治32年)に宮崎県の農家であった河野平五郎が取得した、日本初の田植え機の特許である。この発明は特許第1号として記録されており、人力で牽引しながら歯車の力で苗を植え付けていくという画期的なアイデアであった。図面によれば、4条植えの荷車のような構造で、現代の田植え機にも通じる機構が考案されていた。当時は実用化には至らなかったものの、重労働であった田植え作業を機械化しようという試みは、その後の多くの農民発明家に影響を与え、日本の農業近代化への道を切り開く第一歩となった、歴史的に非常に価値のある発明である。