日本記録名
日本で初めて発売された自脱型コンバイン
日本記録保持者名
井関農機製2条刈り歩行型コンバインHD50型フロンティア
日本記録数値
1966年
日本記録名(英語)
First self-removing combine harvester in Japan
日本記録保持者名(英語)
Self-Detachable Combine (Frontier HD50)
1966年に井関農機が開発し、翌1967年に発売した歩行型コンバイン「フロンティア HD50」は、稲の刈り取りと脱穀を一台で行うことができる、日本初の自脱型コンバインである。それまでの稲作の収穫作業は、バインダーでの刈り取りとハーベスターでの脱穀という二つの工程に分かれており、多大な労力を要した。この「フロンティア」の登場により、収穫作業は劇的に効率化され、日本の農業における機械化を一気に加速させた。湿田が多い日本の水田に適応したこの自脱型コンバインは、世界でも類を見ない日本独自の技術であり、戦後の食糧増産と農家の負担軽減に大きく貢献した画期的な農業機械であった。