日本記録名
日本初のUMAMI(旨味)発見
日本記録保持者名
池田菊苗
日本記録数値
1908年
日本記録名(英語)
First person to discover UMAMI in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kikunae Ikeda
1908年、化学者の池田菊苗は、日本の食文化に欠かせない昆布だしの味の正体を科学的に解明しようと、研究に着手した。彼は、大量の昆布からその味の主成分がL-グルタミン酸ナトリウムであることを突き止め、これを「うま味」と命名した。これは、甘味、酸味、塩味、苦味に次ぐ第五の基本味の発見であり、日本初、そして世界初の快挙であった。この発見は、後に調味料「味の素」の開発へと繋がり、日本の食卓に革命をもたらしただけでなく、「UMAMI」という日本語を世界共通の学術用語として定着させた。池田博士の功績は、日本の科学と食文化の歴史における金字塔である。