日本記録名
日本で初めてのX線デジタル撮影装置
日本記録保持者名
CXDI-11
日本記録数値
1998年
日本記録名(英語)
First X-ray digital imaging device in Japan
日本記録保持者名(英語)
CXDI-11
1998年12月にキヤノンが発売した「CXDI-11」は、X線撮影をデジタル化した、世界初であり、もちろん日本初のX線デジタル撮影装置である。この装置は、キヤノンが独自に開発した大型のX線イメージセンサー「LANMIT」を搭載しており、従来のフィルムを使ったレントゲン撮影を根本から変える画期的な製品であった。撮影後、わずか3秒で高精細な画像をモニターで確認できるため、診断の迅速化、再撮影の減少による患者の被ばく量低減に大きく貢献した。さらに、撮影画像のデジタルデータ化により、画像の保存、管理、転送が容易になり、医療現場のIT化を大きく前進させた。医療診断の質と効率を飛躍的に向上させた、歴史的な発明である。