日本記録名
日本初のフラッシュメモリー発明
日本記録保持者名
舛岡富士雄
日本記録数値
1986年
日本記録名(英語)
First flash memory development in Japan
日本記録保持者名(英語)
Fujio Masuoka
1980年代に東芝の技術者であった舛岡富士雄氏が発明したフラッシュメモリは、電源を切ってもデータが消えない不揮発性メモリの一種であり、日本の半導体技術が生んだ画期的な発明である。舛岡氏は、1980年にNOR型、1986年にNAND型フラッシュメモリを発明した。特にNAND型は、回路構造がシンプルで大容量化・低コスト化に適しており、その後のデジタル社会の発展に不可欠な存在となった。データを一括で消去する様がカメラのフラッシュを想起させることから「フラッシュメモリ」と名付けられたこの日本初の発明は、デジタルカメラ、携帯電話、USBメモリ、SSDなど、現代のあらゆるデジタル機器に搭載され、私たちの生活を支える基盤技術となっている。