日本記録名
日本で初めて商品化された国産IHクッキングヒーター
日本記録保持者名
「クールトップワゴン」KZ-1W(Panasonic)
日本記録数値
1974年
日本記録名(英語)
First IH cooking heater in Japan
日本記録保持者名(英語)
Cool Top Wagon KZ-1W(Panasonic)
1974年に松下電器産業(現・パナソニック)が発売した「クールトップワゴン KZ-1W」は、日本で初めて商品化された国産のIH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターである。磁力線の働きで鍋自体を発熱させるため、熱効率が非常に高く、火を使わない安全性と、トッププレートが熱くなりにくいという特徴を持っていた。発売当初はワゴンタイプで価格も高価であったため、主に業務用として導入されたが、この製品の登場が、日本のキッチンに革命をもたらす第一歩となった。その後の技術革新により、ビルトイン型や卓上型など多様な製品が登場し、現在のオール電化住宅や安全な調理環境の普及に繋がる、まさに日本初の画期的な調理器具であった。