日本記録名
日本で初めてリチウムイオン電池の発明した技術者
日本記録保持者名
吉野彰
日本記録数値
1981年
日本記録名(英語)
First engineer to invent the lithium-ion battery in Japan
日本記録保持者名(英語)
Akira Yoshino
旭化成の技術者であった吉野彰氏が、1981年頃から研究を開始し、1985年に基本特許を出願したリチウムイオン二次電池は、現代のモバイル社会を支える根幹技術であり、日本が生んだ画期的な発明である。この電池は、負極に炭素材料、正極にリチウム含有金属酸化物を用いることで、小型・軽量でありながら、高電圧・高エネルギー密度を実現した。この日本初の発明により、ノートパソコン、携帯電話、スマートフォンといったポータブル電子機器の普及が爆発的に加速した。また、現在では電気自動車(EV)や電力貯蔵システムにも不可欠な技術となっている。この偉大な功績により、吉野氏は2019年にノーベル化学賞を受賞した。