日本記録名
日本で初めて開発された非接触ICカード
日本記録保持者名
FeliCa
日本記録数値
1987年
日本記録名(英語)
First contactless IC card developed in Japan
日本記録保持者名(英語)
Sony
1987年頃からソニーが研究開発を開始した「FeliCa」は、日本のキャッシュレス社会の礎を築いた、日本初の非接触ICカード技術である。カードを読み取り機にかざすだけで、約0.1秒という高速でデータ処理が完了する性能と、高度なセキュリティ性を両立させているのが最大の特徴である。この技術は、1997年に香港の交通カード「オクトパスカード」で初めて実用化された後、日本では2001年にJR東日本の「Suica」や電子マネー「Edy(現・楽天Edy)」に採用され、瞬く間に普及した。今や、交通乗車券、電子マネー、社員証、学生証など、生活のあらゆる場面で利用されており、人々の暮らしをよりスムーズで便利なものに変えた、日本が世界に誇る発明の一つである。