日本記録名
日本で初めての缶コーヒー
日本記録保持者名
ミラ・コーヒー
日本記録数値
1965年
日本記録名(英語)
First canned coffee in Japan
日本記録保持者名(英語)
Mira Coffee
1965年(昭和40年)に島根県浜田市のコーヒー店主であった三浦義武氏が開発・発売した「ミラ・コーヒー」は、日本初の缶コーヒーとされている。喫茶店で飲むのが当たり前であったコーヒーを、いつでもどこでも手軽に楽しめるようにしたいという思いから生まれた画期的な商品であった。しかし、当時はまだ缶にコーヒーを詰めて長期間品質を保つ技術が確立されておらず、製造や流通には多くの困難が伴った。商業的には大きな成功を収めることなく、短期間で販売を終了したが、この「ミラ・コーヒー」の挑戦が、その後の日本の巨大な缶コーヒー市場が生まれるきっかけとなった。日本の飲料文化に新たな扉を開いた、まさに先駆け的な存在であった。