日本記録名
日本初の国産チョコレート
日本記録保持者名
両国若松風月堂
日本記録数値
1878年
日本記録名(英語)
First domestically produced chocolate in Japan
日本記録保持者名(英語)
Ryogoku Wakamatsu Fugetsudo
1878年(明治11年)、東京の菓子店「両国若松風月堂」が、日本初となる国産チョコレートを製造・販売した。当時、チョコレートは輸入品しかなく、非常に高価なものであったが、風月堂はこれを国内で生産することに成功。「貯古齢糖(ちょこれいとう)」という当て字で新聞広告を出し、売り出した。文明開化の象徴として注目されたものの、「牛の血が入っている」といったデマが流れるなど、当初はなかなか一般には受け入れられなかったという。しかし、この風月堂の挑戦が日本のチョコレート産業の第一歩となり、後の菓子文化の発展へとつながる重要な一石を投じたのである。