日本記録名
日本で初めてのセルフサービスを導入した店
日本記録保持者名
紀ノ國屋
日本記録数値
1953年
日本記録名(英語)
First store to introduce self-service in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kinokuniya
1953年(昭和28年)11月、東京・青山にオープンした高級食料品店「紀ノ國屋」は、日本で初めてセルフサービス方式を導入した小売店である。それまでの日本の商店では、客が店員に欲しい商品を注文し、店員が棚から商品を取って渡す「対面販売」が当たり前であった。紀ノ國屋は、アメリカのスーパーマーケットを参考に、客自身が買い物かご(ショッピングカート)を持って店内を自由に見て回り、欲しい商品を直接手に取ってレジで会計するという、全く新しい販売形態を導入した。この日本初の試みは、日本の小売業に革命をもたらし、その後のスーパーマーケット業態の発展の礎を築いた、歴史的な転換点であった。