日本記録名
日本で初めてのタクシー自動ドア化
日本記録保持者名
トーシンテック
日本記録数値
1964年
日本記録名(英語)
First automatic taxi door in Japan
日本記録保持者名(英語)
Toshin Tech
日本のタクシーの象徴的なサービスである後部座席の自動ドアは、愛知県のメーカー、トーシンテック(当時の社名は不明)が開発した、日本初のおもてなし技術である。開発当初は、「運転手が楽をするための贅沢品」と見なされ、なかなか普及しなかった。しかし、1964年の東京オリンピック開催が大きな転機となる。海外からの来訪者に日本の優れたサービスをアピールしようという機運が高まり、大手タクシー会社がこぞって導入を開始した。運転手が車内からレバーで操作し、乗客がドアに触れることなく安全に乗り降りできるこの仕組みは、日本ならではのきめ細やかな配慮の表れとして定着し、現在では世界に誇る日本のタクシー文化の一部となっている。