日本記録名
日本で初めての国産ケチャップ製造販売
日本記録保持者名
清水屋ケチャップ
日本記録数値
1903年
日本記録名(英語)
First domestic ketchup manufacturing and sales in Japan
日本記録保持者名(英語)
Shimizuya ketchup
日本の食卓に欠かせない調味料であるトマトケチャップの歴史において、その国産化の第一歩を記したのが、1903年(明治36年)に横浜の清水屋が製造・販売を開始した「清水屋ケチャップ」である。これが、記録に残る日本初の国産ケチャップとされる。創業者の清水與助は、文明開化の地・横浜で海外から入ってくる新しい食文化にいち早く注目し、それまで輸入品が主であったケチャップを日本人の手で生産することを試みた。カゴメなどの大手メーカーがケチャップの製造を始めるよりも前のことであった。日本の洋食文化の黎明期において、その普及と発展に貢献した、日本の食品産業史における先駆的な製品であった。