日本記録名
日本で初めて考案された蚊取り線香
日本記録保持者名
金鳥香
日本記録数値
1890年
日本記録名(英語)
First mosquito coil invented in Japan
日本記録保持者名(英語)
KINCHO
1890年(明治23年)、大日本除虫菊(金鳥)の創業者である上山英一郎が発明した「金鳥香」は、世界で初めて製品化された、もちろん日本初の蚊取り線香である。上山は、福沢諭吉の紹介で手に入れた除虫菊の種子を栽培し、その殺虫成分を活かす方法を模索。仏壇の線香からヒントを得て、除虫菊の粉末を線香に練り込むことを考案した。当初は棒状であったが、燃焼時間を長くするために妻のアドバイスで渦巻き状に改良され、現在の形となった。この発明は、日本の夏の風物詩として人々の生活に深く根付くとともに、蚊が媒介する感染症から人々を守る上で画期的な製品となり、世界中へと広まっていった。