日本記録名
日本で初めてビニール傘を考案
日本記録保持者名
ホワイトローズ(傘問屋武田長五郎商店)
日本記録数値
1958年
日本記録名(英語)
First vinyl umbrella developed in Japan
日本記録保持者名(英語)
Chogoro Takeda, an umbrella wholesaler
今や日本の街角で当たり前に見かけるビニール傘は、1958年(昭和33年)に東京の傘問屋「ホワイトローズ」(当時の社名は武田長五郎商店)が、世界に先駆けて開発した日本初の発明品である。当初は、進駐軍の兵士が持っていたナイロン製の傘カバーが雨に濡れると、布製の傘本体に張り付いてしまう問題を解決するため、傘全体をビニールで覆うというアイデアから生まれた。その後、骨組みに直接ビニールを張る現在の形へと改良され、安価で使いやすいことから爆発的に普及した。1964年の東京オリンピックを機に海外からの注目も集め、日本の独特な傘文化を象徴するアイテムとして世界中に知られるようになった、画期的な日用品である。