日本記録名
日本で初めて考案されたテレビ受信用アンテナ
日本記録保持者名
八木宇田アンテナ
日本記録数値
1954年
日本記録名(英語)
First TV receiving antenna invented in Japan
日本記録保持者名(英語)
YAGI-UDA ANTENNA
1926年(大正15年)に東北帝国大学(現・東北大学)の八木秀次博士と、その助手の宇田新太郎博士によって発明された「八木・宇田アンテナ」は、特定の方向の電波を効率よく送受信できる指向性アンテナであり、日本のテレビ放送の普及に不可欠な役割を果たした日本初の発明である。魚の骨のような特徴的な形状をしており、シンプルな構造ながら非常に高い性能を持つ。この発明は、当初国内よりも海外で高く評価され、第二次世界大戦中にはレーダー技術に応用された。戦後、1953年に日本でテレビ本放送が始まると、家庭用テレビの受信用アンテナとして爆発的に普及し、日本の家庭にお茶の間文化を根付かせる立役者となった。日本が世界に誇る独創的な発明の一つである。