日本記録名
日本で初めてパラメトロンを発明した人物
日本記録保持者名
後藤英一
日本記録数値
1954年
日本記録名(英語)
First person to invent the parametron in Japan
日本記録保持者名(英語)
Eiichi Goto
1954年、東京大学大学院に在学中であった後藤英一によって、日本初のコンピュータ用論理素子である「パラメトロン」が発明された。これは、高橋秀俊研究室での研究から生まれた、磁性体のパラメトリック励振という現象を応用した画期的な技術であった。当時主流だった真空管に代わる、低消費電力で安定性の高いこの素子の発明は、海外技術の模倣ではない日本独自の成果として、その後の日本のコンピュータ開発史の礎を築いた。この日本初の発明は、戦後の技術立国を目指す日本において、科学技術の分野で世界に誇る大きな一歩となったのである。