日本記録名
日本で初めての市販用冷凍食品
日本記録保持者名
イチゴシャーベー(日本水産)
日本記録数値
1931年
日本記録名(英語)
First commercially available frozen food in Japan
日本記録保持者名(英語)
Strawberry sorbet
1931年(昭和6年)、戸畑冷蔵(現・日本水産)が開発し、大阪の阪急百貨店で発売した「イチゴシャーベー」が、日本初の市販用冷凍食品である。これは、開発者の加藤舜郎氏が、冷凍技術を一般家庭にも届けたいという思いから生み出した商品であった。当時はまだ冷凍食品という概念自体が珍しく、その登場は、日本の食文化における新たな時代の幕開けを告げるものだった。この「イチゴシャーベー」の成功が、その後の多様な冷凍食品開発の礎となり、現代の豊かな食生活へと繋がっている。まさに日本の冷凍食品史における、記念すべき第一号商品なのである。