日本記録名
日本で初めてのアスファルトフェイシングフィルダム
日本記録保持者名
大津岐ダム
日本記録数値
1968年
日本記録名(英語)
First asphalt-facing fill dam in Japan
日本記録保持者名(英語)
Otsumata Dam
1968年(昭和43年)に福島県の大津岐川に完成した大津岐ダムは、日本初のアスファルトフェイシングフィルダムである。このダムは、岩石を積み上げたロックフィルダムの堤体表面を、遮水のためにアスファルトコンクリートで舗装するという、当時としては非常に新しい技術を採用した。アスファルトは柔軟性があり、堤体の変形にも追随しやすいため、耐震性に優れるという利点がある。この大津岐ダムの成功は、その後の日本における同形式のダム建設の先駆けとなり、ダム技術の新たな可能性を切り開いた。まさに日本のフィルダム技術の進化を象徴する、日本初の画期的なダムなのである。