日本記録名
日本で最も古い現存するコンクリート製ドック
日本記録保持者名
下関旧第四港湾建設局船渠
日本記録数値
1914年
日本記録名(英語)
Oldest surviving concrete dock in Japan
日本記録保持者名(英語)
Shimonoseki Former Fourth Port Construction Bureau Dock
1914年(大正3年)に山口県下関市に竣工した「下関旧第四港湾建設局船渠」は、現存するものとしては日本最古のコンクリート製ドライドックである。当時のドライドックは石造が主流であった中、コンクリートという新素材を用いて建設されたこのドックは、日本の港湾土木技術の近代化を象徴する先駆的な構造物であった。関門港の船舶修繕や港湾工事において、重要な役割を果たしてきた。現在は埋め立てられているものの、その形状は保存されており、日本の造船・港湾史を語る上で欠かせない、まさに日本一古い貴重な産業遺産としてその価値を伝えている。