1937年に開園した愛知県名古屋市の東山動植物園は、飼育している動物の種類が約500種に及び、日本最多の展示種類数を誇る動物園である。哺乳類、鳥類、爬虫類から両生類、魚類に至るまで、世界中の多種多様な動物たちを一度に見ることができる。特に、世界中のメダカを集めた「世界のメダカ館」や、コアラやイケメンゴリラ「シャバーニ」など、人気の動物も数多く飼育されている。この日本一の多様性は、来園者に動物の世界の広さと奥深さを伝え、種の保存や環境教育の拠点として重要な役割を果たしている。長年にわたり、市民の憩いの場として、また学びの場として愛され続けている。