広島県出身の発明家、佐竹利市が1896年に日本初の動力式精米機を開発した記録である。当時主流であった足踏み式精米機の重労働から人々を解放したいという強い思いから、33歳で開発に着手。数々の困難を乗り越え、ついに日本初となる動力による精米を実現した。この発明は、日本の米作農業における生産性を飛躍的に向上させる画期的なものであり、近代化への大きな一歩となった。利市は、この成功を機に佐竹機械製作所を創立し、日本の産業発展に大きく貢献した。この動力式精米機は、日本の農業機械史における金字塔であり、日本一の発明として後世に語り継がれている。