沖縄県宮古島市にある伊良部大橋は、無料で渡れる橋として日本最長の3540メートルを誇る。2015年1月31日に開通し、宮古島と伊良部島を結ぶこの橋は、地域の交通の利便性を飛躍的に向上させた。橋の建設には約10年の歳月が費やされ、美しい海の上を緩やかなカーブを描きながら伸びる姿は、今や宮古島を代表する絶景スポットとなっている。通行料が無料であることから、住民の生活道路としてだけでなく、多くの観光客がドライブやサイクリングで利用し、その雄大な景色を楽しんでいる。この橋は、離島架橋の技術的な成果を示すとともに、無料で渡れる橋として日本一の長さを誇る、まさに日本のインフラの傑作である。