徳島県三好市東祖谷にある「奥祖谷観光周遊モノレール」は、全長4600メートルを誇る日本最長の観光用モノレールである。いやしの温泉郷を起点に、標高1300メートルを超える三嶺の中腹を、約65分かけてゆっくりと周回する。このモノレールは、雄大な自然景観を損なわないよう産業用モノレールを改良して作られたものであり、乗客はカブトムシ型のゴンドラに乗り込み、手つかずの森の中を進んでいく。途中、急勾配やカーブが連続し、スリル満点の空中散歩を楽しむことができる。四季折々の美しい景色を堪能できるこのモノレールは、観光用として日本一の長さを誇り、訪れる人々に非日常的な体験を提供している。