日本記録名
日本初のユネスコ記憶遺産
日本記録保持者名
山本作兵衛炭鉱記録画
日本記録数値
2011年5月25日
日本記録名(英語)
First UNESCO Memory Heritage Site Registered in Japan
日本記録保持者名(英語)
Yamamoto Sakubei Collection
2011年5月25日、元炭鉱労働者であった山本作兵衛(やまもと さくべえ)が描いた炭鉱の記録画と関連資料が、ユネスコの「世界の記憶」(記憶遺産)に登録された。これは、日本の資料としては日本初の登録となる快挙であった。登録されたのは、作兵衛自身が体験した明治末期から昭和中期にかけての筑豊炭田の労働や生活の様子を、絵と文章で詳細に記録した作品群である。公式な記録には残りにくい名もなき人々の暮らしや文化を生き生きと描き出したこれらの資料は、日本の近代化を支えた石炭産業の歴史を伝える一級の歴史遺産として、国際的にその価値が認められた。