1994年の酒税法改正により、ビールの年間最低製造量が引き下げられ、全国各地で小規模なビール醸造所（地ビール、クラフトビール）が誕生するきっかけとなった。この法改正を受け、北海道北見市に設立された「オホーツクビール株式会社」は、日本で初めて地ビールの製造免許を取得したブルワリーである。免許取得第1号として、日本の地ビール史の幕開けを象徴する存在となった。実際の開業は新潟県のエチゴビールが先であったため、「開業第1号」はエチゴビールであるが、免許取得という点においてはこのオホーツクビールが日本初の栄誉を担っている。